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イベント 林家いっ平真打昇進記念“お練り”
“おねり”とは、歌舞伎などでやる町内というか市中への顔見世行列のこと。小朝新理事の発案で、落語協会全体で慶事を盛り上げようという落語界初の催し。浅草寺雷門から本堂まで。8月27日、朝から灼熱の炎天下がいっ平師の門出を祝った。浅草に偶然居た観光客は大喜びだったけど、事前の宣伝もう少し欲しかったかな。円歌会長・馬風副会長以下大物が駆けつけたのに…。直後の浅草ビューホテルでの記者会見は盛大。さすが落語一家のサラブレッド。カメラの砲列は元彌なみ(って…いやマジマジ)。兄・こぶ平師をしのぐ、物怖じしない明るさに期待。翌日朝のワイドショーでも大特集。披露興行は9月下席鈴本演芸場からスタート。

イベント 芸協「はなし塚まつり」下谷神社から本法寺までパレード
文治会長の発案で始まった「はなし塚まつり」。2年目になる今回(8月31日)は初めての試みとして、落語に縁の深い下谷神社から本法寺まで、800メートルの噺家パレード。露払いは三遊亭小遊三師らの芸人の先導旗。お囃子を載せた屋台(軽トラ)と文治会長以下、歌丸、米丸師ら理事連とお席亭たちの乗る人力が連なる。徒歩でぞろぞろ芸人が続き、さらに浅草発(地元)のマーチングバンド「百怪の行列」(ひゃっけのぎょうれつ、にゅうおいらんずかと思ったら違った)がシンガリを勤めるという大行進。本法寺はなし塚の法要を済ませた後、集まったお客さんを含めて、真っ昼間の大宴会。円朝まつりの全生庵と同様、小ぢんまりした境内に人・人・人で大盛況。日陰はこちらがちょと多かったけど。来年も落協・芸協の競い合いが楽しみ。

寄 席 「北陽改メ三代目神田山陽」襲名/真打昇進関連情報
末広亭主任 8月中席(夜の部)
黒門町本牧亭主任 8月17日・18日
浅草演芸ホール主任 8月下席(昼の部)
池袋演芸場主任 9月上席(夜の部)
国立演芸場主任 10月中席(昼・予定)
「山陽一門会」新宿永谷ホール 9月9日(夜席)
お江戸日本橋亭定席(披露口上) 9月24日 17:30
「神田山陽独演会」 国立演芸場11月3日(予定)


DVD NHK『古典落語名作選』、DVD全5巻で発売
NHKの古典落語番組から名演を集めたDVDが、9月20日発売される。上方の桂枝雀に続き、江戸落語では(志ん生の“アニメ出演作”以外)初のDVDとなる。昭和期の名人・人気者と現在も活躍している落語家の噺を同時に収録したものは珍しい。各巻4700円。
その1 志ん生(5代目)、今輔(5代目)、文治(当代)、圓弥(当代)
その2 圓生(6代目)、可楽(8代目)、圓歌(当代)、扇橋(当代)
その3 金馬(3代目)、圓遊(4代目)、正蔵(8代目)、歌丸(当代)
その4 柳橋(6代目)、馬生(10代目)、小南(2代目)、円蔵(当代)
その5 圓生(6代目)、助六(8代目)、柳朝(5代目)、夢楽(当代)
※すでにビデオで販売されている分も含まれる模様。また、これまで映像メディアがない古今亭志ん朝が今回も入っていないのが残念。ただし、DVD特典として演芸作家・大野桂氏による演者/演目解説つき。


書 籍 「東京漫才うらばな史」
漫才師に台本を提供し、共に歩いてきた演芸作家・○○氏による東京漫才の戦後史。漫才コンクールがいくつも開かれ、演芸番組が毎日のゴールデンタイムを賑わわせていた時代の空気を正確に伝えながら、常に「作る側」の視点から漫才を熱く語る。現在、東京漫才は今ひとつ元気がなく、コンビ解消や死別で片割れになっている芸人も多いが、彼らの往年をたどれる資料は少なく、貴重な1冊だ。人気コンビ結成の逸話や活動歴、漫才協団に創設された真打制度のこと、漫才コンクールの記録、さらに当時の写真(ブロマイド!)など資料面も充実。欲を言えば、芸人の系譜が分かる図と、芸人名で引ける索引がほしかった。値段は高いが東京漫才マニアには価値あり。遠藤佳三・著 青蛙房

書 籍 「大正テレビ寄席の芸人たち」
昭和30〜40年代の演芸番組「大正テレビ寄席」を手掛けお笑いの世界を駆け抜けたプロデューサーが芸人たちの表と裏を語る。落語を番組にとっての「色物」と呼んで、“高尚化した古典落語”に痛罵を与える姿勢からは、テレビという新しいメディアが要求した「笑いの連続」にこだわり、芸人を叱咤、鼓舞して爆笑芸の世界を築き上げた“仕掛け人”の強い矜持が窺える。漫才師とともに番組で起用した林家三平、橘家圓蔵ら“爆笑派”噺家一人ひとりについてのエピソード、芸の分析も興味深い。山下武・著 東京堂出版 1800円+税

テレビ 『新・真夜中の王国』「オフエアバトル」コーナー
若手お笑いのネタ番組として人気の「爆笑オンエアバトル」(土、23:15)。毎回10組のうちオンエアされなかった5組にスポットを当て、ネタの一部を紹介するコーナーが、BS2の深夜番組『新・真夜中の王国』(月〜木、深夜24:15)で放映されている。進行は、DonDokoDonの山口智充とハリガネロック。(不定日・月イチ放送。BS-hiで放映していた『パーフェクトライブ』に代わって4月開始)

写真集 米朝師、初の写真集『桂米朝 噺の世界』発売
30年以上も米朝師の高座写真を撮り続けた宮崎金次郎氏による米朝師の落語ポートレート集。「米朝十八番」とその他の根多別に構成され、場面ごとに台詞文が添えられている。文は落語作家・小佐田定雄氏。 向陽書房・刊 3800円

書 籍 お待ちかね、日経新聞連載『桂米朝 私の履歴書』が単行本化
2001年11月、日本経済新聞に1カ月間連載された桂米朝師の「私の履歴書」が、百数十枚の加筆を入れて、同社より単行本として発売された。戦後、上方落語の復活に尽くした米朝師の半生は“上方落語史そのもの”。米朝師、最後の単行本(本人談)としても貴重デス! 日本経済新聞社・刊 1429円

C D 新真打・入船亭扇辰のCD「扇辰日和」発売
この3月下席から寄席で披露興行を行っている落語協会の新真打・入船亭扇辰のCDが、3月29日に発売された。「落語史上初のスタジオライブ・レコーディング」と銘打たれたこのCD、気になる根多は「ねずみ」「鰍沢」の2席。発売元:コニシスエンタテイメント (問)03-3712-1137 http://www.conisis.com/ CSEG-14001 2000円

新 刊 江戸の粋を紹介『志ん朝の風流入門』
日本の四季や長屋の人付き合いなど、落語世界に描かれた「風流」を志ん朝師が“語りおろす”。ちくま文庫・740円。親本は『志ん朝の日本語高座』(PHP研究所)。

演芸場 「横浜にぎわい座」開館
〜柿落としは立川談志家元独演会、春風亭小朝独演会ほか続々<オープン>
横浜市・野毛に、新しい演芸場「横浜にぎわい座」が誕生した。横浜市(外郭団体)の運営によるもので、芸能ホールは400席。4月14日〜30日まで「柿落とし興行」が、豪華な顔ぶれで開かれる。落語では「桂三枝の会」「志の輔落語じゃん」、漫才の「カウス・ボタンとこだま・ひびき」、さらにナポレオンズや引田天功(!)が出演するマジックの会まで、実に盛りだくさん。見るだけでお腹いっぱいの内容だ。場所は横浜市中区野毛町3-110-1(JR/東横線・桜木町徒歩3分)。(問)045-231-2323、http://www.city.yokohama.jp/me/yaf/)。


小・ネ・タ・パラサイト

【テレビ】「おもしろ地方CM特番」(TX)に三遊亭白鳥登場!
テレビ東京で31日、放映された『日曜ビッグスペシャル 全国おもしろCM大賞』で、三遊亭白鳥が出演するCMが一瞬映った。「ほのぼのCM部門」で清里にある蕎麦屋「芭蕉苑」でそばをうまそうにすすってほほえむ白鳥師は、さわやかシャツのお兄ちゃん。すする音はさすがはプロ(?)だけど、彼に気づいた人は果たしているのかっ。

【CM】 化粧品のCMでなぜか“ベンベン”
今やってるコーセー化粧品のCM。中谷美紀が「光トリックのようで光トリックでない」って言って、ギターを掻き鳴らして「ベンベン」。思わず「そっれっはっ何かとっ尋ねたら…」と口走ってしまいました。おお懐かしや、“ベンベン”ではないですかっ。分かる人少ないだろなぁ。昔、「シャーペンのようでシャーペンでない」テンシルが欲しかったなぁ。あれを演ってたひねた子役、何て言うんだっけ?